2008/09/05

明日へのチケット

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2006年11月27日
渋谷のシネアミューズでやっている、「明日へのチケット」という映画を観てきました。

映画自体は、ずっと電車の中が舞台だったのですが、ヨーロッパ大陸は地続きということを感じさせる、とても興味深い映画です。途中に検問とかあったりして。

3人の監督による3つの物語は、付かず離れず少しずつリンクして、ローマへと向かいます。

時折、車窓からの風景が流れるけれども、延々と乾燥した畑と木が連なる風景。街と街の間は、トンネルだったり畑だったり。人が住んでいない場所が多いということを改めて実感しました。郊外へ向けてだらだらと住宅地が続く日本とは、風景が全然違う感じ。まぁでも、ノリ的には東海道線をローカルで下ってく感じでしょうかね。


大きな駅へつくと、アナウンスと掲示板をにらみつつ、乗り継ぎのために、荷物かかえて別の列車へ向かって走る人の波が、なんだか可笑しかったです。言葉がわからないと、乗り継ぎは結構大変そうですね。

車内の空気そのままに、出演者と一緒にローマへ旅をしたような、そんな気分にさせてくれる映画です。こんな風に、ドラマって狭い空間の中で幾つも幾つも紡がれていくんですね。

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