2013/03/03

富岡製糸場

富岡市の景観まちづくり講演会が終わってから、てくてく歩いて、富岡製糸場まで行きました。

終わったのが16時過ぎで、閉館が17時と知っていたので、最初から中に入らないつもりで。



上州富岡駅のひとつ隣、西富岡にある生涯学習センターから、たらたらと歩いて行ってみました。



と、あっと言う間に着いてしまって。笑

以前製糸場を友人と訪ねたことがあるので、前知識は十分。

今日は、周辺の地形見学。


繭から糸を繰る時に、お湯を使って一回繭茹でて、そこから糸のイチバン最初をさがして糸繰りの機械につなげる、という作業があるのですが。

私が見たかったのが、お湯を沸かす前の水。

富岡製糸場の地図です。





こんな感じで、すぐ近くを、鏑川(かぶらやがわ、でしょうか)が流れています。

北側の少し離れたところに、もう一本川が流れていて、この二本の川のどちらかが、糸を繰るのにとても適した水質だったとか。

どっちだったか忘れちゃったんですがねー


ともかく、繭を茹でるための水を川から引いてたって言うんで、ちょっと、と思って川を見に行ってびっくり。


かなりの高低差。
30mくらいあったかも。(もちろん計測したわけではないので適当な数値。笑)


製糸場の敷地から南に向かって急激に下がっていて、はるか下の方を水が流れてまして。

あれー
これじゃ、逆サイホンの原理(金沢城、兼六園とかで使われている)とか使わないと、川から水引いてくるの大変だな、という感じ。

この川には、一度使った水を捨てるだけ、だったのかも。

日本初の排水溝整備が富岡製糸場だったそうであります。



入り口と反対側からのアプローチ。

西繭倉庫と繰糸場、西側からの眺めです。



右が繰糸場。
棟の上に小さな屋根がついてるのは、自然換気用の窓です。

内側にちらっと白い鉄骨階段が見えてます。

当然クーラーなしなので、夏場は猛烈に暑かったとのこと。

冬は逆ですね。

かの、木骨レンガ造、です。

木組みプラス、レンガによる耐震壁、でしょうかね。どうゆう構造計算になるんでしょうか。

ともかく、311の震災でも、揺れはしたけれども瓦ひとつ落ちなかったそうです。


外周のコンクリートブロック塀からカメラだけのぞかせて撮りました(ごめんなさい)。笑

中央に見えてる煙突も、大事な役目。


こちらが、正面入り口。

東繭倉庫、以前来た時は耐震診断が始まったばかりで、全面仮囲いでした。涙

今回は、まだ少し足場の鋼管が残ってますが、ちょっとだけ雰囲気がわかるように。

もちろん、17時ちょうどくらいだったので、入り口のみで退散でした。

中の写真は、またいずれ訪れる機会あれば。

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