2014/03/30

[本]東京R不動産




これまた、2012年の終わりに読んだ本でございまして。


東京R不動産。
とっても気にはなってたのですが、試験勉強に集中していたおかげで、すっかり情報遅れておりました。

東京R不動産って、主催が馬場正尊氏かと思いきや別会社でした。(まずはそこから)
とはいえ。
構想は馬場さんのところから発展してると思うので。



不動産業界では見向きもされない(?)不思議な物件がいくつも紹介されているのは、みなさんご存知かと。


その、始まりのころのお話です。
読んでて、わくわくしました。

ニッチなところに目をつけて、価値あるように少し手を加えて、そしてありがたく買って(借りて)いただく。


これからたくさんの建物があまる時代。
2020年のオリンピック終わったあとは、新築禁止令とか、エネルギーのためにはいいかもしれませんね、なんて、ふと。

[本]未来の住宅



しばらく更新してなくて、ためたままになっていた記事をオープン。
こちらの本は、発売が2009年、東日本大震災の前ということ。


読み出すと、少し情報が「古く感じてしまう」。
いや、正しくは物足りない。

これは、あの震災後だからこそ、の感覚かもしれません。
もちろん、ナカミが手抜きな内容とかそうゆうことではないけれど。

震災を境に、エネルギーについて意識が変わった今、きっかけのひとつとして読むのによかったです。


私が読んだのは、確か2012年の終わりごろ。
一級建築士の製図試験が終わってようやくといった時期で、アタマ慣らし(?)に。


そう。
たぶん、このぐらいの時期から竹内義昌氏&馬場正尊さんのダックが始まったと思うのですが、お二人とも、東北芸術大学の山形エコハウス主要メンバー。



てことで。
2011年の震災後につながるフットワークの軽さに、ナットク。

山形へエコハウス見学ツアー企画したいなぁ・・・

2013/08/21

[本]つくること、つくらないこと: 町を面白くする11人の会話


すっかりご無沙汰になってしまいました。
ずいぶん前に読んだ本ですがアップします。

少し前からtwitterでフォローさせてもらっていた、山崎亮さん。
とはいえ、バックグラウンドをほとんど知らないまま読みました。

全体として都市にまつわるいろんな可能性が述べられていて、さらっと触れながら進んでいく感じ。

建築ばかりを追いかけていると、すぐ近く(まちづくりや都市計画、ランドスケープの分野)でこのようなことが起きていることに気づけなかったりするんだなぁって。



それぞれに触れられる内容について、シロウトとして読みましたが、それにしても人選が妙。
他の分野の人がどんなことを考えながら仕事してるのか、っていうのも、垣間見れて面白かったです。(あっという間に読めてしまう)


i.hayato書店での書評、リンクしときます。

2013/05/08

[本]最高の断熱・エコ住宅をつくる方法

こちらも、図解エコハウスで紹介されていた、西方里見氏の本。


森みわさんの本と同じくらいの時期に書かれたようですが、こちらは実用書的な感じです。

断熱や省エネの試行錯誤の汗が・・・文章から滴り落ちます(>_<)


いまや件数も増えて、きっと断熱・エコ住宅についての手法が確定してこられてるのでは、と思いますが、2009年の時点でここまで実践されているのはやはりすごい。


ブログも書かれているようなので、RSSリーダで読みたいと思います。

[本]世界基準の「いい家」を建てる

図解パッシブハウスで、みかんぐみの竹内義昌氏と共著の森みわさんの本です。


このサイトを見たら、おおよそ本の内容も見当がつくとは思いますが。

ドイツ→アイルランドで実務をこなしてきて、日本に戻られてからパッシブハウスの啓蒙活動やら、実際に建てたり、欧州の見学ツアーをされたり・・・

現在、かなりご多忙そうです・・・汗


この本自体は、2009年?くらいの発売なので、震災前の当時の日本を想像しつつ、震災後に読むと少し温度差があったりで、少し古い情報になってしまっています。

が、それでも、やはり欧州の省エネ基準や政策の違いなどは、今読んでも耳が痛い・・・

東日本大震災があって以来、日本の住宅エコ事情もかなり変わってきているので、どんどん世界中のエコ技術を取り入れて、エネルギー浪費の少ない住宅・建物へと、これからどんどん変わっていくといいなと思います。

やはりヒートショックの多い地域に、一番最初に広がって欲しいな~と冬寒い地域に住んでいる今、切実に思います!笑

2013/04/30

[本]天然住宅から社会を変える30の方法

田中優氏相根昭典氏(建築家)の共著の本です。


田中優氏については、他の著書でも見かけた名前なので、気になって読んでみましたが、話が壮大なのに、だんだん賛同者が増えて形になっていっている!

すごいなぁ、きっとやり始めは小さくて根本的なことからスタートしていて・・・

山や林業、エネルギー、断熱、接着剤によるシックハウス、大工、ペレットストーブや木材乾燥過程の話、コミュニティーの話・・・

30にわたる住宅にまつわるいろんな話題が、わかりやすく書かれています。

改めて、たったひとつの建物が建つということが、社会に対してものすごく影響のあることなんだなぁと。

小手先のエネルギー問題、だけだと簡単にいかないような、それでも汗かいて社会、住宅にまつわるいろんな慣習を、いい方向に変えていこうという、たゆまない努力が行われていることに、感激。

理想論を理想論で終わらせないというのがまたすごくて、田中氏の周りにはそうゆう人がきっと集まってくるのではと思ったりしました。

たまたま手にとった本なのですが、他にもあったら読んでみたいとおもいます。

2013/04/20

[本]建築からのまちづくり

この本、結構入りやすかった本でした。
著者は、東京都の職員の方だそうです。

東京の都市計画に関することが、前半でまとまっています。
江戸~現在までの東京の変遷いろいろが書かれていて、私もその辺りが興味あるので、楽しんで読めました。


江戸から明治になった時も、既存の江戸の街があるわけで、明治維新で急速に都市整備がなされたわけではなかった、というのも、なるほどな感じ。

浄水場ができ、下水道がひかれ、道路がつくられ、大名屋敷が払い下げになり、上野公園ができて・・・

のらくらやってる間に、関東大震災が来て、せっかく造ったライトの帝国ホテルも完成したその日に被災したりなんかして。


鎖国を止めた後の、日本の西洋化?とされる動きも、とても独特だなぁと思いました。


ということで、都市がガラっと変わるタイミングって、やはり災害や戦災。

江戸の大火や、関東大震災、戦災などで、まちも人も焼失する。その後、再興する。


こんな流れはイメージがつくのですが、実は、東京オリンピックも都市整備のかなりな要因となっているというのが、改めて新たな発見でした。



災害、戦争などの焼失って、致し方ないところありますけど・・・

昭和38年のオリンピックで、東京は、水運を完全に捨てて陸運を選んだ。
それが、首都高速道路。

新宿だって、山手線がなければ、こんなに人がさばけないと思うのですよね。
みな、満員電車でひーひー言いながらの生活、ですけど。


ここまで大量の人を、毎日ほとんど遅れることなしに運び続けられるという鉄道網も、当たり前ではなくて、明治・大正の辺りの方たちが、苦労して線路引いてくれたからなんだなぁとか。



それで、再び東京オリンピック招致がさかんなんでしょうかね?
再整備する予算がたくさんおりるから?


私個人は、もう少し東京は衰退?というか、人が減っていった方がいいと思うのですが。

確かに、いろんな意味で刺激も情報も多いのが東京の魅力ですが、決して暮らしやすいわけでもなく。
このままでいいのかっていう。



今のオリンピック誘致をしてる方たちは、高度成長期に支えられてぐーーーんと成長した東京が忘れられないのかなぁとか。
それを再び!って感じなんでしょうね。

まぁ、そんなことを思いながら読みましたです。